ISO2501nを教えてもらった
わかったこと
品質モデルとは(確認)
プロダクトをいろいろな視座から考えてみるヒントみたいなものだと思っています。
→だいたいそんな感じです。
ISO25000系は現在進行形で作られている品質モデル
SQuaREシリーズとも呼ばれる。
(ISO9126も含めた)既存の品質モデルを汲んでいる。
- ISO/IEC 2500n:品質管理部門 【邦訳有】
- ISO/IEC 2501n:品質モデル部門【邦訳有】
- ISO/IEC 2502n:品質測定部門【一部(?)邦訳有】
- ISO/IEC 2503n:品質要求部門【邦訳まだ】
- ISO/IEC 2504n:品質評価部門【審議中】
ISO2501n
以下のための品質モデルと実際的な利用のための手引きを提供する。
- 製品品質(内部ソフトウェア品質/外部ソフトウェア品質)
- 利用時のソフトウェア品質
品質モデルを使用する人
- 開発者
- 取得者
- 品質保証要員及び品質制御要員
- 独立した評価者(特にソフトウェア製品の品質の仕様化及び評価に責任のある人々)
品質モデルの使用から便益を得る製品開発時の活動
- ソフトウェア要求事項及びシステム要求事項の識別
- 要求事項定義の包括性の妥当性確認
- ソフトウェア設計の目的及びシステム設計の目的の識別
- ソフトウェア試験の目的及びシステム試験の目的の識別
- 品質保証の部分として品質制御基準の識別
- ソフトウェア製品及び/又はソフトウェア集約的コンピュータシステムに対する受入れ基準の識別
- これらの活動の支援における品質特性の測定量の確立
利用時の品質モデル
対象コンピュータシステム及び対象ソフトウェア製品を含む人間-コンピュータシステム全体に焦点。
人間とコンピュータとの対話の成果に関係する。
- 有効性(有効性)
- 効率性(効率性)
- 満足性(実用性/信用性/快感性/快適性)
- リスク回避性(経済リスク緩和性/健康・安全リスク緩和性/環境リスク緩和性)
- 利用状況網羅(利用状況完全性/柔軟性)
製品品質モデル
対象ソフトウェア製品を含む対象コンピュータシステムに焦点。
外部品質と内部品質に適用できる。
【】は影響を与える他の品質。
機能適合性【一次利用者の利用時の品質】
- 機能完全性
- 機能正確性
- 機能適切性
性能効率性【一次利用者の利用時の品質/他の利害関係者に関係する情報システム品質】
- 時間効率性
- 資源効率性
- 容量満足性
互換性【保守作業の利用時の品質】
- 共存性
- 相互運用性
使用性【一次利用者の利用時の品質】
- 適切度認識性
- 習得性
- 運用操作性
- ユーザエラー防止性
- ユーザインタフェース快美性
- アクセシビリティ
信頼性【一次利用者の利用時の品質/他の利害関係者に関係する情報システム品質】
- 成熟性
- 可用性
- 障害許容性(耐故障性)
- 回復性
セキュリティ【一次利用者の利用時の品質/他の利害関係者に関係する情報システム品質】
- 機密性
- インテグリティ
- 否認防止性
- 責任追跡性
- 真正性
保守性【保守作業の利用時の品質】
- モジュール性
- 再利用性
- 解析性
- 修正性
- 試験性
移植性【保守作業の利用時の品質】
- 適応性
- 設置性
- 置換性
利害関係者
利害関係者のニーズを収集するための枠組みも提供する。
一次利用者
主目標を達成するためにシステムと対話をする人
自動販売機でジュースを買う人
二次利用者
- コンテンツプロバイダ,システム管理者及び/又はシステム上級管理者,並びにセキュリティ管理者
自動販売機に巡回してくるコカ○ーラの人
- 保守者,分析者,移植者,設置者
自動販売機を設置しているフランチャイズオーナー
間接利用者
システムと直接対話をしないが,出力を受け取る人。
コ○コーラの売り上げとかを調査したりする人
大事なこと
品質要求事項は利害関係者の観点から定義することが望ましい。
→アジャイルっぽい。と思った。(感想)
難しいと思ったこと
具体的なプロダクトに適用すること
考えたことがなかったような特性は特に、練習が必要そうだと思いました。