F#の関数とメソッド

(F#レベルでの)*1型に紐づくのがメソッド。
型ではなくmodule、関数、値などに紐づくのが関数。*2

どちらかでしかできないこと

メソッドだけ

• 可変長引数
• オプショナル引数
• 名前付き引数
• オーバーロード
• 無条件での前方参照(再帰メソッドでもrecが要らない)

module内の関数だけ

• moduleをopenすればmodule名なしで使える
• カリー化形式での定義(メソッドではタプル形式でないと警告が出る)
• アクティブパターンの定義

使い分け

基本は関数を使う。

メソッドを使うとき

• 既存の演算子のオーバーロードをする時
• コンピュテーション式を定義するとき
• ポリモーフィズムを使いたいとき(「ToString()をカスタマイズしたい」...)

*1:ILレベルではmoduleもクラス

*2:参照：型に紐づくように見える関数→「続きを読む」の先